立ち止まって、また。

小さな作品に何時間、何日かけてるんだ

そう、思いながら

だけど手は抜きたくない

そう、思いながら

かけた時間の分、対価が支払われるわけではないから、時間はかけ過ぎてもいけない…と頭では分かってはいるのだが。

私が作り出すもの達はこの先、何年、何十年と残るものなのだと考えると、納得のいくまで時間をかけるだけの価値はある、そう言い聞かせて紙を見つめ直しペンを握り直す。

とはいえ、今を生きることも考えなくては、この先も作品を描いていくことができなくなってしまう。